1999年7の月!

小学6年生の夏、友達YくんとHくん&自分の3人で、Yくんの祖父母の家に2泊3日で遊びに行きました。

Yくんの祖父母は三重県熊野市近辺に在住だったため、津市内からJR紀勢線でディーゼルの汽車に乗り南下。(この時以来乗ってないなぁ)
かなり長い時間をかけて最寄り駅(残念ながら失念)へ到着し、迎えに来てもらったクルマに乗り祖父母の家へ。
家の周りは山あいで緑に溢れ、前には小さな川が流れているような印象を記憶。
普段は一緒にファミコンでゲームをしたり、道路でサッカーボールを蹴ったりして遊ぶことが多かったものの、自然いっぱいな田舎の家では周辺の散歩や昆虫採集、翌日に予定されていた海水浴くらいしかすることがない状況。
しかも到着後は雨が降ってきたため、おとなしく家の中で過ごすしかなく手持ち無沙汰。

仕方がないので夕飯までの間は夏休みの宿題でもやるか、テレビを観るかということになったように思いますが、ふとたくさんの本が並ぶ本棚が気になり、どんな本があるのかな〜と見ていると、1冊の本が目につき手に取りました。


それは不気味な無表情な人の顔とセンセーショナルな言葉が気になる「ノストラダムスの大予言」(祥伝社)の1巻。

その本棚には1巻の他に2巻もあり、ページをパラパラとめくるうちに引き込まれていきました。
まだ純粋だった当時の自分にとっては、1999年7月に大変なことが起こり、27歳になるその頃に自分も死ぬのかな?と怖くなったのを覚えています。
とてもその場では最後まで読み切るような時間も無く、そっと本棚に戻しておきました。
(確か翌日も雨で海水浴は行かず、友人2人が別のことをしている横で自分は本の続きを読んでいたような)

そして2泊3日の旅も無事終わり、帰宅後何日かしてから、やはり気になるその本を探しに近所の本屋へ行くも探し出せず。
その後何かの都合で母と買い物に行った先の本屋で見つけ、「そんな本買うの?」とか言われながら買ってもらったような。

購入後は、恐ろしい予言内容にビビったり暗い気持ちになりましたが、予言を回避できる方法があるかどうかを考えようという著者の言葉に励まされ、その後も続きとなる数冊を高校生くらいまでは買い求めていましたね。
そんな自分とノストラダムスの大予言を引き合わせてくれた、著者の五島 勉 氏が先月6月16日に90歳で死去していたニュースを知り、ご冥福を祈ると共にその思い出を書かせてもらいました。

結局1999年7月に人類滅亡することは無く、今も2020年の7月を生きている訳ですが、現在の新型コロナウイルスで世界中が大混乱に陥っている予言は無かったのかな?
本来であれば東京オリンピック開催目前だった今週ですが、誰もが予想だにしない状況になりましたね。
この先どんな未来になるかは分かりませんが、前向きで謙虚な気持ちを忘れずにいきたいと思います。

それでは良い4連休をお過ごしください。