英国でハイブリッド車の販売禁止!
2035年にイギリス国内でのハイブリッド車(HV車)の販売を禁止すると、2月4日に英政府が発表しましたね。
2017年、フランスに続いて2040年にガソリン車とディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出していましたが、今回それを5年前倒しすることに加え、新たにHV車とプラグインハイブリッド車(PHV)も対象になっているそうです。
今秋に英国内で開催される「COP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約会議)」で、積極的に環境保護政策に取り組んでいるアピールと見られているようですが、一体どうなっていくのでしょう。
規制されない電気自動車(EV)の普及に不可欠な充電施設の整備が英国内であまり進んでいないことや、自動車業界が15年後にEVへ切り替わる準備はできていない現状もあり、本当に実現できるかについては英国内でも懐疑的な面も大きいようですが。
開発は進んでいるのかも知れませんが、英国やフランスの自動車メーカーよりEVが発売されるというニュースは聞いたことありませんし、乗用車はともかく将来的にトラックやバスなどの大型車両のEV化はまだちょっと難しいのではないでしょうか?
いずれにせよ、トヨタなどHV車を得意とする日本の自動車メーカーにとっても様々な影響が出てくる可能性は否めませんし、同じ欧州のドイツなど各国の思惑や経営戦略の見直しに繋がりそうですね。
日本経済を支える重要な基幹産業としての地位を占めている自動車産業なだけに、日本国内で同じような政策がすぐに打ち出される可能性はまだ低く、仮に出るとしても更に先の話でしょう。
若者の自動車離れや人口減に伴う自動車産業の衰退などの問題もありますが、生活に無くてはならないものではあるので今後の業界の動きにも個人的には注目しています。
では、良い週末をお迎えください。