熊本豪雨!
7月3日夜から4日にかけて、熊本県南部を中心に降り続いた記録的な大雨により球磨川(くまがわ)が氾濫、冠水や土砂崩れが相次ぐ甚大な災害が発生しました。
昨夜の時点で22人の死亡が確認され、17人が心肺停止、また11人の方の行方が分かっていません。
気象庁によると、3日夕方の段階でも警報級の雨が降ることは予報していたものの、実際には予報を大幅に上回る激しい雨に。
ただ、南北に狭い範囲で線状降水帯となり集中した雨が降ったことと、更に位置を変えずに長時間続いたことが要因となり、予報と実際との降雨量に開きが出ました。
今回氾濫した球磨川は、
・最上川(山形県)
・富士川(長野県、山梨県、静岡県)
と共に「日本三大急流」の一つといわれ「暴れ川」の異名を持ち、過去にも度々洪水被害をもたらし、流域市町村にとってはその治水が長年の課題。
水害が繰り返される一方で、舟下りやラフティングの名所で地域の観光シンボルでもある。
多くの河川は下流に行くほど川幅が広くなるが、球磨川は人吉市から下流に行くほど逆に川幅は狭くなっており、川の周りの平地も狭いため、そういった特殊な地形も被害が大きくなった要因の一つと考えられますね。
きょう6日も再び九州南部では激しい雨が降っており、鹿児島県や宮崎県の一部では線状降水帯が停滞している状況のようでとても心配です。
予報でも明後日の8日(水)頃まで大雨が続くおそれもあるようなので、命を守る行動を最優先し、それ以外の地域や地方でも厳重に警戒しましょう。