昨日の昼過ぎ、政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、大規模なスポーツや文化イベントについて今後2週間の中止や延期または規模縮小するように要請。

これを受けて、企業説明会や展示会など、スポーツ界でも各競技のリーグ戦などの延期やプロ野球オープン戦も初となる無観客試合になるなどの影響が。
当日夜に開催予定だった人気アーティストの公演などが急遽中止になったニュースも見ました。
三重県内でも松阪シティマラソンや初午まつりなども中止ですし、その他エスパも関わる様々なイベントも中止や延期が続々と出てきております。

事情が事情なので頭では理解できます。
少人数が集まるイベント等では中止や延期になってもそれほど影響が出ないかも知れませんが、規模が大きくなればなるほどそれによる経済的損失も大きくなります。

イベント中止による損害を補償する「興行中止保険」などもありますが、大手損保の見解は新型コロナウイルスの感染が原因で中止の場合は「原則、補償の対象外」のようです。
また、今から興行中止保険に加入するとしても、既にかなり感染が広がってきているので審査も厳しくなるのは必至。

こうなると政府には補償や融資などの更なる支援に関して、一刻も早く具体的な方針や内容を打ち出してもらわないと中小企業はともかく、大企業においても死活問題になりかねません。
主催者や出演者、関連業者、近隣宿泊飲食施設、交通機関など、結局は巡り巡ってほとんど全ての業種に影響が出てくるでしょう。

このまま終息の見通しがたたなければ、状況によってはオリンピックどころではなく大不況に陥る可能性は非常に高くなると思います。