適応!

あなたはどのくらい水中で息を止めていられますか?

自分は1分間くらいかも知れません。
ほとんどの人は長くて1〜2分間程度といわれています。
海女さんたちはもう少し長いかも知れませんね。

しかし、インドネシアのバジャウ族の人々は素潜りで水深60mのところに10分間以上もとどまることができるのだそうです!!
彼らはフィリピン、マレーシア、インドネシアの周辺海域にて、素潜りで魚を獲ったり、手仕事の材料にする天然資源を採集したりして暮らす漂海民族。

人間が息を止めて顔を水に浸けると、自動的に心拍数が低下して血管と脾臓(ひぞう)が収縮し、酸素が少ない環境でエネルギーを節約できるようになる。
その脾臓の大きさをバジャウ族の人々と、遺伝的には近いが素潜りを生業としないサルアン族の人々とを比べてみた結果、バジャウ族の中央値がサルアン族より50%も大きかったそうです。

そして2つの部族の遺伝子も分析したところ、甲状腺ホルモンの制御に関わる部分で有意な違いがみられ、その遺伝子の変異によって水中での活動に適した体になっていることが確認されたのだとか。

人間を含めた生物は様々な環境に応じて進化や、あるいは退化を繰り返していることを改めて考えさせられる事例ですね。

このところまた国内各地においても急増している新型コロナウイルス感染者。
これに対しても、体内に抗体を持つ人はウイルスと共存できる可能性は高いけれども、そうでない人は残念ながら亡くなっていくでしょう。
ウイルス自体も進化しているようなので、イタチごっこの部分もありますが、多くの人が助かる抗体やワクチンなどが少しでも早くできて欲しいです。