緊急事態宣言、全面解除!

昨夜、4月7日から続いた新型コロナウイルス特措法に基づく政府の緊急事態宣言が全国で解除されました。

「直近1週間の新規感染者数の合計が人口10万人当たり0.5人以下」という目安に対し、北海道と神奈川県はまだ満たしてはいなかったものの、経済活動を優先して見切り発車気味に解除した感は拭えません。

確かに新規感染者は右肩下がりで減少している状況ですが、無症状や自身の判断で検査を受けていない人々も実際には居るだろうと思うところが自分も引っかかります。
自粛で我慢していた分の揺り返しによって、再度クラスターが発生し第二波・第三波の感染拡大が起きるかも知れません。
完全にウイルスが消滅してくれれば一番良いですが、それを正確に確認するのも困難。
ですが、いつまでも自粛を継続し続けると経済活動がダメになるということで、政府や専門家の方々にとっても大きな決断であったことは理解できるし、ウイルスとも上手く共存していくしかないだろうと自分も考えます。

大小問わず様々な組織などでも、何かを決めていく上で全員が諸手を挙げて賛成となることは少ないでしょう。
それぞれの立場により、どうしても相反する部分は出てくるものです。
例えば、この問題があることは理解しているけれども、全体の利益や今回の目的を遂げるためには敢えてこの方向にする!と最終的に決断する大変さは、まだまだ若輩者ながらも理解できます。

もちろん全ての決定内容が完璧ではないので、間違いや改めるべき点を指摘することは大事だが、責任は負わず単に非難や批判をするだけというのはどうかと思う。
自分なりの対案や改善点などを持ち、それぞれが建設的に話し合い問題点を修正していく健全な環境や社会であることが大事ですね。