競争入札!

明日から4日間開催されるG20大阪サミット、令和初となる台風発生なるか等のニュースが踊る中、徐々に暑くなってきたこともあってか皮膚の調子が少々イマイチな自分です。

全く話題は変わり、皆さんは「競争入札(きょうそうにゅうさつ)」に参加したことはありますか?

ウィキペディアによると、入札とは売買・請負契約などにおいて最も有利な条件を示す者と契約を締結するため、複数の契約希望者に内容や入札金額を書いた文書を提出させて、内容や金額から契約者を決める方法。

主として国などの公的機関などが行うことが多い。
単に入札(にゅうさつ、いれふだ)とも呼ばれる。
似たようなもので、見積もり合わせやコンペなどもありますが今回は割愛。

さて、自分自身が初めて入札に参加したのは、10数年前の営業担当となったとき。
件名は忘れてしまいましたが、津市役所からの案件でした。

1. 事前に仕様書をいただき、その内容に基づいて金額を算出。
2. 指定の入札書に、入札金額等を記入。
3. 封筒の表面に日付や宛先・件名・商号を記し、入札書を封筒に入れ裏面には貼合せ部分3カ所を届出印で封印。
4. 入札会場へは遅刻しないよう早めに到着。
5. 入札者確認票を提出し、任意の席に着く。
6. 前方の机には、市役所の担当者が複数人で着席している。
7. 時間になると入口は施錠され、担当者より入札に関する説明を受ける。
8. それが終わると、各参加会社の確認。
9. そして、前方の机に置かれた入札箱にそれぞれの封筒を入札。
10. 全ての入札が終わると、その場で開札し、参加各社の入札金額を読み上げ。(ここが一番ドキドキするポイント!)
11. そこで最低価格の会社が基本的には落札。

ただし市役所側の設定価格以上だと、その場で再度入札を行ったり、それが出来なかった場合は不調となり後日条件を変更があったりして再入札になります。

今でこそ慣れていますが、最初はこの流れが独特かつ新鮮でした。
入札や見積合わせは、まさに金額次第の価格勝負。
何度か入札に参加する中には、上手く自分達が落札できたときもあれば、少しの金額差で他社が落札という悔しい結果も。

仮に落札できなくても、適正価格の範囲で決まれば良いのですが。。。
自社が取得するために採算度外視の安い金額で落札されると、次回以降はその予算が基準となっていき、その金額で継続的に落としてくれる業者が居れば良いですが、何らかの事情でそれが続かない場合は、最終的に依頼する側もされる側も苦しくなることも見てきています。

特にここ最近は人手不足による人件費高騰により、数年前に比べて費用を上げざるを得ないこともご理解いただけると有難いです。