最大級の秀吉坐像、発見!
国内外を問わず、連日報じられるニュースは気の滅入る内容のものがほとんどですね。
楽しかったり、嬉しかったり、ワクワクするようなものはほとんど無く、色んな問題ばかり。
このブログも時事ネタになってしまうことは多いですが、そんな中でもあえて自分の興味あることだけに絞ったりできるので何とか続けていられるのかも知れません。
今回もそんな偏った話題で恐縮ですが、5月21日に大阪市旭区の大宮神社で木造の豊臣秀吉象が見つかったことが大阪市教育委員会より発表されました。
ヒノキ材を使った寄せ木造りの坐像で、高さは約82cm。
ほぼ実物大と思われるほど大きく、全国で二十数体残る木造の秀吉象の中では国内最大。
額の大きな横シワ、垂れ下がる長い眉やひげ、三日月の形の目などが特徴。
正装である束帯(そくたい)姿だが、頭上にあったはずの冠が失われているのと、彩色や装飾は意図的に除かれた跡があり、秘伝の存在だったことがうかがえるそうです。
大宮神社は大坂城の鬼門の方向(北東)を守る神社として秀吉の時代から信仰されていたとされ、秀吉像があると言い伝えも残っていたとのこと。
改修工事のために、釘で封印された社殿を開封したところ確認されました。
秀吉は没後「豊国大明神」とされ、神として京都の豊国(とよくに)神社など全国でまつられました。
しかし、徳川家康が豊臣家を滅ぼすと神格化を否定して神社を壊し、徳川幕府下では公に信仰できなかったとされています。
今回の発見は専門家によると、秀吉信仰が大阪でもあったことを文献以外で示す初めての例で極めて貴重であり、重要文化財級の価値があるとしています。
将来的に一般公開されるかは検討中ですが、もし公開されれば是非実物を見に行ってみたいものです。
それでは良い週末をお過ごしください。