恐ろしい水害!

梅雨の中、昨日は九州北部で大気が不安定な状態となり、長崎県の五島市では「50年に一度」の記録的大雨が降り、道路の冠水や崖崩れの被害も。
また、佐世保市の避難所では消毒や人同士の距離を取るなど、新型コロナの感染拡大防止対策が取られたそうです。
今後はこういった対策も必要となりますが、避難所の広さや人数によっては「密」な状況になってしまうこともあるかと思うとなかなか難しいことですね。

国内だけでなく、中国でも6月に入り26の省で集中豪雨により1122万人が被災。
「80年に一度」と言われる大規模な洪水が発生している重慶周辺の水害が酷いことになってきており、その下流にある「三峡ダム」決壊への懸念が高まっています。

三峡ダムとは、長江(揚子江)中流域に位置する湖北省宜昌市にあり、2,250万kWの発電が可能な世界最大の水力発電ダム。

衛星写真などで2009年の竣工当時は真っ直ぐな直線だったダムの堤防が、今は数カ所が湾曲に変形していることが分かってきており、決壊するのではないかとの噂が広がっているのだとか。

三峡ダム下流には、世界中に災禍をもたらしている新型コロナ発生の武漢を始め、南京や上海など中国内で最も都市と人口が密集している地域。
万が一にも決壊すれば、被災者は少なくとも4億人以上に達し、長江河口に位置する上海までが水浸しになると言われています。
また人民解放軍の駐屯地も下流域に集中しており、災害時の救援作業などへの支障、経済や農業などあらゆる面で甚大かつ壊滅的な被害がもたらされることは必至。

想定されているような被害が出なければ良いですが、色々と情報統制されている中国のことなので、本当の事実は確かめようがないけれど。。。

早いもので来週はもう7月、それでは良い週末をお迎えください。