外来カミキリの恐怖!

池の水を抜いて外来種を駆除する番組を見たことがありますが、元々日本に住んでいた固有種が近年では様々な外来生物の影響に脅かされ被害が出てきています(環境破壊の影響も大きいですが)
一時期ニュースで話題になった、セアカゴケグモやヒアリなど触ったりすると直接人間に害を為す生物は特に厄介ですね。

2/1に読んだ記事で知りましたが、桜や果樹を食い荒らす特定外来生物である「クビアカツヤカミキリ」の被害が、ウメやモモの一大産地である和歌山県で心配されているそうです。
具体的なルートは不明なものの、国内では平成24年に愛知県で初めて確認され、その後各地へ拡がり、和歌山県では昨年11月に初めて被害が報告されました。
また北関東や大阪南部など、各地の桜にも実被害が深刻になってきているようです。

この害虫は駆除に使える登録農薬が少なく、例え使ったとしても効果は薄い。
また繁殖力が強くて、日本の在来カミキリムシ類の10倍とされる約1,000個の卵を産む。
天敵の生物が見当たらず、使える農薬も少ない中、拡大を防ぐには補殺や樹木を根ごと取り除くしかないのが実情だとか。
栃木県ではモモなどが被害に遭い、複数の農園が廃園を余儀なくされ、対策を検討している間に一気に広がったそうです。

有効な手立てや対策を施さなければ、何年後かには日本の桜、梅、桃などは軒並み全滅し、花見どころではなくなってしまう恐れも。

今日は節分、新型コロナウイルスもそうですが害をなす外来の脅威を豆まきと共に追い払いたいですね。