マスク不足!

現在、マスクが品不足で入手しにくい状況が全国的に拡がっています。
それに伴うトラブルとして、客同士の喧嘩や他の商品との抱き合わせ販売、高額な転売もそうですし、店への在庫確認の電話応対などなど、少し検索しただけでも色々とありますね。

そんな中、埼玉県内で花粉症に悩まされている女性が、早朝5時半から市内のドラッグストアで開店待ち。
実は前日も6時半に並んだが既に行列ができており、開店後その女性の前でマスクは品切れで入手できず、店からも「明日入荷するかは分からない」と言われるような状況だったため、わずかな望みをかけてその日は1時間早く並んだそうです。
1人で待っていると、散歩中とみられる40〜50代の男性から「イベントでもあるのですか?」と声をかけられ、事情を説明。
男性は「それは大変ですね」と言って立ち去ったが、約40分後に戻ってきて「少ないですが使ってください」とビニール袋を手渡して立ち去った。
中には未使用のマスク6枚が入っていた。
「マスク欲しさにケンカする人もいるご時世に、寒い中をわざわざ戻ってきて自身のを無償で他人に手渡すなんて」と感動した女性は、「市内にこんな素晴らしい人がいることは誇りです。できれば『あの時の温かい気持ちに救われました。心から感謝しております』と伝えたい」と話されたそうです。

氷山の一角かも知れませんが、他人を思いやる素敵な話に朝から気持ちがホッコリ。

また既に報道されていますが、大手電機メーカーのシャープが政府からの要請を受け、異業種ながらも社会貢献活動の一環として、3月中旬から三重県多気町内の工場でマスク生産が始まります。
1日15万枚から生産を開始、最終的には1日50万枚を目標として、3月中には販売開始予定。
液晶パネルを生産する際と同様、マスクの生産にも欠かせない「クリーンルーム」の空き施設を使うだけなので、既存製品生産への影響も無しと、これもとても良いことだと思いますね。

昨夜のニュースでは、厚生労働大臣がマスクメーカーに対して、マスクを国に売り渡すよう指示。
まずは既に感染が広がっている北海道の市町へ優先的に配布するようです。

マスク不足で悩む、本当に必要な人の元へ早く届けられることを願っております。