感染の代償!

先週7月10日、三重県内で76日ぶりに47例目となる新型コロナウイルスの新規感染者が確認されました。

鈴鹿市在住の60代男性は、本人が東京に行った後、東京で接触した方から、その方が感染したと連絡を受けたために心配になり検査を受けた結果、陽性を確認。
この方の濃厚接触者11名(医療機関のスタッフ)は全て特定されており、全員の検査結果も皆が陰性。
あとはこの男性が早期回復されれば良いですね。

その翌日11日には、2日連続で明和町在住の40代男性が48例目として確認。
発症前の2週間は県外に移動はしておらず、感染経路は不明ですが伊勢市内の勤務先では県外からの人の出入りがあるほか、2日には同僚と伊勢市内で接待を伴う飲食店などを利用していたそうです。
この方の濃厚接触者は家族・同僚・医療機関スタッフの合計17名が特定されており、その中で40代の妻(49例目)と10代の子供(50例目)の感染が確認されました。

夫婦の勤め先では、それぞれ濃厚接触者の出勤を停止した上でPCR検査と職場の消毒作業も実施。
子供が通う小学校も13日〜22日まで休校措置を取り、校内を消毒する予定。

誰も望んで感染した訳ではないので、この方たちを責める気持ちなどは全くありません。
悪いのはウイルスであり、むしろ感染した方たちは被害者だと思うし、早期退院と回復を心から願っております。

ただ心配なのは、他の地方も同じかも知れませんが三重県内は感染者数も比較的少なく、また住んでいる人口も少ないので感染者が特定されやすい点。
以前も県内の感染者に対しての誹謗中傷や自宅への投石などが問題になりましたが、それが原因で引越を余儀なくされたり、なかには自殺した方もいらっしゃるとか。。。
都会だとそれ程顕著ではないかも知れませんが、地方ではこういった差別や風評などの方が後々のダメージは大きいように思いますね。
一部の心ない人による行き過ぎた行為や間違った噂が流れたりしないことをただ願うばかりです。