ブラックスワン!
「ブラックスワン」をご存知でしょうか?
単純な単語の意味としては、コクチョウ。
原産はオーストラリア。カモ目カモ科ハクチョウ属に分類され、見た目はハクチョウと同じだがくちばし以外は全身が真っ黒な水鳥。
1697年にオーストラリアでその黒いハクチョウが発見されるまで、ヨーロッパの人々は長年に渡りハクチョウと言えば全て白いものだと疑わず、黒いコクチョウがいるなんてことは到底信じられないことでした。
しかし実際にコクチョウは居たわけで、その一つの事実によりそれまで当たり前だったことが完全に覆されてしまいました。
それ以来、あり得なくて起こり得ない希少な事象のことを述べる場合に「ブラックスワン」という言葉を使うようになったと言われています。
そのことに習って、「あり得ないと考えられていたことが突然発生すると、影響は非常に強さを増す」というブラックスワン理論が唱えられました。
これはとりわけ予測できない金融危機や自然災害をよく表しています。
ブラックスワンの具体的な例としては、2001年のアメリカ同時多発テロ事件、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災などはまさにこれに位置付けられていますね。
先日のブログに書いた、2つの子宮の件も最初にそれが発見されたときはブラックスワンだったことでしょう。
また、昨年末から全世界へ影響を及ぼし続けている新型コロナウイルス感染症も新たにこの事象に加わることは間違いありませんね。
エスパにおいても「人が集まる場づくり」が業務の根底としてありますが、現在のコロナ禍においては「密」を避けるためにそれが覆されています。
これまで普通に行われていた多くの人が集うイベントや式典、大会などがそのままでは開催できないことにより、人と人との間隔を取ったり、体温の測定などがここ最近は当たり前となってきていますね。
エスパもこれまで通りの商品レンタルに加えて、今は飛沫防止のセフティパネルの製作や販売を広げるなど、業務への影響も本当に大きいです。
今も国内各地で起こっている豪雨被害やコロナ禍など暗い話題やニュースが多い昨今ですが、これまでになく驚くほど素晴らしいことや誰もが笑顔になれる喜ばしいこと、良い意味でのブラックスワン(その場合はホワイトスワンかな?)が何か起こって欲しいなぁ。。。
明日以降、今週のブログ更新は都合により休みとなるかも知れません。