提携会の定期会合で盛岡へ!

先週末は提携会社同士の定期会合に出席のため、岩手県盛岡市へ行ってまいりました。

北は北海道から南は鹿児島県まで、総勢17社約30名が参加。
会合では新サービスや新商品の紹介及び案内、各社の近況報告や意見交換などを2日間に渡っておこない、我々エスパも末席ながら昨年夏以降の動向や抱えている問題等をお伝えさせていただきました。

コロナ禍も落ち着いて仕事が戻ってくるのは喜ばしいけれども、イベント業界だけでなく他の業界とも重なりますが「人材不足」に関する悩みは、エスパ同様に多数の会社にとっても共通の大きな問題。
また、もう一つは前回のブログでも話題にした、原材料費の値上がりに関する商品やサービスの価格高騰に伴う話題も多かったです。

2日間ともに生憎の雨模様でしたが、会合終了後は参加者全員で陸前高田市へ向かい、高田松原津波復興祈念公園へ。
12年前の2011年3月11日に起こった東日本大震災の震災遺構である旧気仙中学校と奇跡の一本松や東日本大震災津波伝承館などを見学。


震災遺構の気仙(けせん)中学校。
校舎の屋上を越える14.2mもの津波により、わずか数分で水没。
卒業式の合同練習で体育館にいた生徒達は全員すぐに外へ避難し、2度高所へ移動して生徒・職員全員が無事だったそうです。


校舎内は流されてきた瓦礫などがそのまま残っています。
教室の天井にイスが引っかかっていたり、止まったままの時計や、3月11日以降の予定が書かれた黒板などがそのまま残っていました。


奇跡の一本松に向かう道中、津波で薙ぎ倒された松の根元が何本かそのまま残されています。
震災前の高田松原(たかたまつばら)は、約2kmに渡る弓なりの砂浜に約7万本もの松が密集する白砂青松の景勝地でしたが、わずか1本を残して壊滅。


震災遺構の「奇跡の一本松」と「陸前高田ユースホステル」。
松原の西端近くに立っていた樹高約27mほどあるアイグロマツの大木。
松自体は震災後に根が腐り枯死と判断されたが、現在は幹を防腐処理し心棒を入れて補強したり、枝葉を複製したものに付け替えたりするなどの作業を経て元の場所に再び立てられている。


TUNAMIメモリアルでは、被災された方々へ鎮魂の祈りを捧げつつ献花。

現地へ行くのは初めてでしたが、最大震度7の大地震も恐ろしいけれど、それ以上に街一つが短時間でいとも簡単に壊滅してしまう想像を絶する大津波の恐ろしさや復興までの多大な時間や労力などを改めて思い知らされました。
今を生かされている事に感謝しながら、忘れてはいけない記憶であることを再認識させられました。

またご当地の飲食も楽しみ、盛岡三大麺のわんこそばも60杯いただいてきました。


参加者の最高記録は200杯超えの方もいらっしゃって驚きましたが。

真面目な会議に貴重な見学、そして懇親会と今回も非常に有意義な会を過ごさせていただき、主催者の方々の準備やお心遣いには感謝しかありません。
来年の定期会合は三重県で開催することも決まりましたので、今後は提携会の皆さんが盛岡に引き続き三重県も来て良かったと思っていただけるような計画をしっかり練り準備していきます。