情報収集力!
約460年前、時は戦国時代の1560年(永禄3年)6月、「桶狭間の戦い」はご存知でしょうか?
駿河(現在の静岡県中部)の大名・今川義元率いる25,000人といわれる大軍を、尾張(現在の愛知県西部)の大名・織田信長が僅か2,000人で総大将の義元本人を討ち取り、今川軍を退却させた日本の歴史的にも有名な戦いです。
今川義元に一番槍をつけたのは服部 一忠(小平太)。
首を取ったのは助太刀に入った毛利 良勝(新介)。
信長がどちらを一番の手柄にするかと注目を浴びた論功行賞の結果は、2人のどちらでもなく戦場ではほとんど活躍していない「梁田 政綱(やなだ まさつな)」という意外な人物でした。
理由は、今川本陣の場所を知らせた情報。
戦国時代当時、敵将の首をとった武将よりも情報を重んじた織田信長の感覚に驚嘆する逸話です。
インターネットが身近に普及したことで、特に検索などはとても便利になったものの、その情報も実は玉石混交。
「情報量は、移動距離の二乗に比例する」
これを基本として、数ある情報の中でも本当に正しいものかを見極め取捨選択しなくてはいけません。